コンボドライブ装着

 ほんの些細なことからコトは始まったんです。と言いますのも以前に加賀 電子のTAXAN製品のコンボドライブを装着していました。結構静かだし、 CDR/RWの書き込み速度が若干遅いのみで、ドライブ自体はなかなかの製品でした。
 事故は私の上着の右袖が、ベゼルに触れてパキッと音がしたと同時に、一部がドライブ本体から剥がれてしまったんです。私自身も慌ててしまいましてね、急 遽外して点検をしたのですが、どこも悪くない。しかし、メディアを動かすと振動でバタつく、という状況に気がかりでならなかったんです。
 加賀電子へ修理の代金を問い合わすと、10,000円以上必要という始末。落札金額にしても20,000円近いものでしたから、そこまでして修理する必 要もない、と判断し、そのうち安く入手できるだろう、と考えていたのですが、さにあらず。
 そりゃそうでしょうよ、56,000円もの製品でMac OS Xまで対応っていうんですから、出ないのは当然でしょう。
 とりあえずは、純正(松下製)のDVD-ROMドライブを装着してオークションなどの情報を見ていました。

 もう一つの調査は、どうしてこうなったのか?、ということと、互換機はないものか?、という2点について調べていました。

 ネット上での調査結果は、松下ですとUJDA-710、720、740、750、760と行けそうです。710は純正(松下製)のDVD-ROMドライ ブに少しの改造でベゼルが装着できる記事を発見しました。

 一方の東芝製は、というと、SD-R2002、2102、2212、2312、2412が該当するようです。装着記事はネット上からSD-R2002を 主としたものを発見しました。

 松下にするか、東芝にするか、ということも悩みの種に浮かび上がったのですが、実際問題として、松下製のUJDA-710が、少しばかりメディアの読み 込みができない等のトラブルが発生する、という記事をよく目にしたことと、ヴィンテージコンピューター社が東芝のドライブを使用した製品をリリースして いること。それにiBookには東芝製のコンボドライブが装着されていることを参考にして、オークションにちょこちょこ出現する東芝製のドライブをゲット することを目指しました。

 この際ですから、松下、東芝の両者にはどういった違いがあるのか、と申しますと、緊急イジェクトボタン(穴)の位置が左右全く逆、ということが主です。
 両社の製品の大半は互換性があるため、読み込み、書き込みの速度が違うのが、製品番号が増えるに従って速くなる、というもので、その他は全てOKのよう に感じます。

 製品の良質なものが出現するまでじっくり待つ間、参考になる改造記事などからTAXNのBC COMBOのドライブと同じものとして、富士通マシンに使われていたSD-R2002をゲットできました。



 早速、LG電子製のケースに移動しました。用意するものは小さい精密ドライバーのプラス1本でOKです。

1.まずは、純正LG電子製のケースから側面4個の皿ビスを外します。
 

2.次にケーストップの皿ビス2個を外し、カバーを取り去ります。
3.ケースとドライブの間に割っていない割り箸などを入れて少しひねるとドライブがコネクター部分と分離します。



5.ドライブとケースを静かに分離します。

組み立ては外す順を逆に行えばいいのですが、若干変更があります。

6.新しいドライブを静かにケースへ入れて、コネクターと接合させます。このとき、コネクター部分がはずれていれば、先にケースへ装備して、ドライブを軽 く押し入れれば装着できます。
7.ケースの側面の皿ビスを軽く止めます。
8.トップのカバーを乗せ皿ビスを軽く止め、合わせ具合を確認します。
9.ケース側面の皿ビスを先に締めます。
10. トップの皿ビスを締め付けます。

以上で終了です。

 なぜTAXANのケースを使用しなかったのか?、という疑問が残るのですが、LG製であっても、DVDドライブのケースはApple純正品ということ。 それに、本体とのコネクターが装着されているプリント基板で問題が出ないことを願って、という理由からです。
 もっとも、今回は富士通製のノートに装着されていたものらしかったので、メインでイケルであろう、と判断してはいましたが、万一の場合、このようなパー ツは純正を使用したいものです。



 Pismoへの装着作業は、いつもどおり簡単なものです。レバー操作で松下製のDVD-ROMを抜いて、東芝のコンボドライブを入れるだけ。早速システ ムプロファイラで見ますと、ちゃんと認識しています。DVDの空軍大戦略を見ますと見事に動いています。
 CD-R関係は、ヴァイニル・キングスのアルバムをiTunesからCD-Rへ焼き付けしますと、見事にOKでした。完動品ということが確認されました から、いよいよ次は正面ベゼルへ取りかかることと... 。



 若干トレイの形が違うことを発見。こういった特殊パーツは融通が利きません。今さら改造なんて、したくもありませんし、スクラッチで制作するまでもあり ません。
 注意して観察しますと、コンボドライブに装着されているベゼルが柔軟性もあり、トレイを閉めるときのダンパーの役目とホコリの侵入を防ぐラバーベルトが トップ部分に装備してあったり、なかなか良い状態でしたし、通常の使用でも違和感があるでもないため、このままで使用することとして、今回のDVD- ROMドライブからコンボドライブへの交換作業を終了しました。


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