Pismo にLeopardをインストールするの巻
/// 大プロジェクトのはじまり ///

 Mac OS X 10.5がリリースされるというのは、2006年の暮れでした。期日は2007年の3月... 。この期待は見事に裏切られたたものの、10月リリース開始の報に直ちに予約をした次第。
 が、私もアマかったのですが、これがね、CPUがG4以上で、クロックが 867MHz以上ときましたよ。私はてっきりPismoにもインストールできると確信しての発注だったのですが、Appleストアからダンボール箱の簡単 な梱包で受取った10.5はインストールできない上にチャチ過ぎるディスクに一層ガックリ感を持ったところです。

 本当にインストールできないのか?。PismoのドライブベイのDVDドライブをセット。Cキーを押して...、巧く行くんですよ、と思ったのもつかの 間、「インストール条件を満たしていません」というダイアログでパー。予測できることとはいえ愕然としましたね。
 しばらくインストールディスクも放ったままで年を越すか、と思っていたところ、ひょんなことからG4 PowerBook 12インチをヤフオクでゲット。最初に以前のオーナーがプリインストールしていたOS 10.4に上書きしたところログインできない始末。数回やってOKとなりました。
 最初の使用感など、なかなかのものを感じました。この点は別項に記しているのでご一読願って、PismoにインストールしているOS 10.4は10.4.11までアップデートされるに至り、これで最終かな、と感じたところです。Pismo自体も快調に作動しているため、このキカイはこ のままで使い続けるべきではないか、と思ったんです。

 2007年も押し迫った頃、何とか10.5がPismoにインストールできる方法は無いものか、とネットを探すとありましたね。面白い名前のサイトです が、結構物知りの方が運営されています。
 概要は「10.5の動くマシンからインストールDVDをターゲットディスクモードで対応機種へインストール可能」という記事を読みましてね、俄然張り切 り...!、が、クシュ~ン。現在の内臓ハードディスクのOS Xのパーティションが満杯なんです。じゃ、外付けを、となりますが、Vintage Computer社へ発注すると新年になってしまう。この時期は国内もどうも流通がね~、と。
 こんな一件があって、Pismoへのインストールは半ばあきらめかけて、新しい年を迎えました。

 渡りに船とは次のようなことを言うのでしょう。1月の中旬、ヤフオクでPismoのドライブベイへ装着するハードディスクの出品がありました。出品者は TAXSANといってましたが、どうもノーブランドみたい。ま、接続基盤の回路がPismo用になっていることの保証はあるわけですから、これは...、 と考えていました。
 が、以前出ていたVSTの製品のようにググ~っと値が上がりません。6,500円で止まってしまうのです。出品者が1諭吉といっているので、おそらく 6,500円を付けた方はその前後でも...、と考えられていたのでしょうね。エ~イ、と私が1万円入札をしたわけです。
 スムースな取引の後1月23日(水)に、ゆうパックで送られてきた物は非常にきれい。しかもベイにジャストフィット。内部はIBMの30GBのハード ディスクが入っていました。



 届いたメディアベイ装着のディスクの状況はどうなのかを確認するため、その日の夜、Pismoでできることから始めました。基本は次回はOS Xでのみ作動するだけでいい。もはや、OS 9との併用は出来ないだろうな、とこれまでXを使ってきた経験から判断しての結果です。
 となると、バックアップです。ここで、職場の同僚M君が「OS Xはバックアップ取るにしても,
そのディスクにOS Xをインストールしておくことが基本だよ」という言葉を思い出し、ベイサイドの30GBにパーティションを2つとして、小さい方にはOS 9をコピー&ペーストでOKとしました。そして、もう一つには10.4をインストールして、元の東芝製40GBディスクから移行をして使えるようにしまし た。
 ディスクの名前は違うのですが、同じ内容のものがデスクトップに4個も並ぶと少々圧巻です。ま、これでこの日は終わりとしました。

 翌24日、PB G4 12を用意し、ベイサイドのハードディスクに10.5をターゲットディスクモードでインストールしてみました。あれ~?、認識しません。おかしい。ベイサ イドのディスクは起動ディスクではないか、どうしてだ?。さんざん悩んだ末、やはりメディアとしてしか認識しない、ということが判明。
 となれば、ハードディスクを入れ替えすればいい。アマちゃんですが、大胆な発想です(爆)。で、東芝のディスクと入れ替えをしました。ものの20分もあ ればOKですから、Pismoの整備性の高さに驚きます。
 当然、作動するはずですが、ともかく確認、そしてターゲットディスクモードでもOKか、というところまで確認できました。時計はすでに明日を迎えていま す。ともかく動いたのは事実ですから、オヤスミとします。



 1月25日、日中はあわただしかったのですが、夜、いよいよターゲットディスクモードでインストールを試みます。まずは、FireWireのコードで2 代のPBを結びます。そして、12インチに10.5のディスクを挿入して、ディスクからインストールを試みます。
 およそ2時間半で終了。早速動かしてみましたが、オ~、と言ったのもつかの間、何かおかしい。Mac Fan誌の付録と同じように行かないのです。何か間違ったことをしているでもないのにどうしてだろうか?。
 曲がりなりにも10.5がPismoで動くことは確認が取れました。またしても時計が明日を1時間程度オーバーしています。明日は土曜日ながら、松山へ 出張です。帰っても時間が時間だけに、十分な確認が出来ないかもしれません。すべてを日曜日に回すとして、明日はともかくマシン任せでインストールをする だけにすると決め、少し興奮気味でオネンネすることとしました。

 26日、寒い一日でした。松山から帰ったのが午後6時過ぎ。酒道場で一杯やった後に作業に取りかかります。ともかく2時間半は機械任せにしておけばいい として、再びターゲットディスクモードでG4 12のドライブに10.5のディスクを挿入していよいよインストールを開始します。
 お酒で温もっていたのに、インストールの終了近くになって寒々感が一層増してきますが、気を引き締めて、コミック誌を読みます(汗)。
 理由はですね、画面見つめたまま、インストールの度合いのスライドバーを見つめたままではイライラ感が増すばかりなのです。クロック数がこういったとこ ろで響いてくるんですね。
 本当に2時間半、インストール完了。再起動!。
 アッ、昨日の失敗はこのときでした。セッティング前の動画をPismoで楽しみたいとして、再起動した後にケーブルを外したからか... 。
 そうなんです。ここは我慢して、そのシーンはG4 12に任せることとしました。で、再起動。
 今度は本当にインストール完了になりました。ありゃ~、またしても午前2時。明日になっています。が、次はPismoの設定を完璧にすればいい。明日は 本当に使える状態にできる。



 1月27日(日)午前8時に起きて、朝飯も食べずにPismoにかかります。再びメディアベイにハードディスクを装着し、デスクトップに置いているファ イル類を10,5のディスクへ移動します。
 テキストエディタ、メール、ウェブサイトなどの確認をしますが、大半が良好です。午前11時過ぎ、ようやくインストールが終わりました。これですべから くOKだ、と思ったとき、納得のいかない現象が起き始めました。動作は不具合ありませんので、これは後日確認をとってみることとして、Pismoへ 10.5のインストール作業の全てを終えました。

 確かに動いています。過不足内と思っていたのもつかの間、いくつかの不具合が出てきました。大それたお題目とは裏腹な結果が待っていました。この件はそ れらがまとまり次第報告ということで、今回はこの辺にて... 。




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