その後のPowerBookとP.T.K

  先日のP.T.K(以下PTK)交換(2001年10月)から2か月を迎えようとしています が、今のところ非常に快調です。キーの二度打ち現象、取りこぼしはありません。 が、前号で報告した後、少々「昔の名前で出ています」的な動きが始まり出しまし た。そう、言葉で表現しづらいんですが、どことなく変な動きが起こりそうな感じが 支配するわけです。特に、ゴム足を自作のものに変更してその気分が強い感じになり ました。  不思議なものですね。まるで、自分の手足をそのまま介して、自分の意志を ローマ字でタイピングする、PowerBook G3 400そのものはキカイですが、キーボード 自体はPowerLabさんが言う「文房具」という言葉がピッタリ。正にPTKは高級文具に 当てはまりそうです。僕としてもそのような感覚で使っているもので、PTKが少し調 子がおかしい動きをするようになってくると、これまた、妙に「起こりそうだ」の感 覚がやって来るわけなんです。
  で、タイプをしているときに気付いていた、新しい自作のゴム足を加えた後の PowerBookで、タイピングするときのしなり、とか共振について、特にPTKの中心部が そういった動きをまともに受けやすい。振動は意外なものに影響を及ぼしてきだすの です。これは僕が自然に感じることであって、事実、前号で報告しているとおりで す。
  今になって気付くのですが、そのためにPTKではコネクター部分のリボンケーブル を最初から固定しているのでないか、と思えて来始めました。装着には少々コツがい るが、取り付け後の確実性を持たせるため、とね。
 それでもって、PowerBook本体の中心部の部分の安定性を持たせるために、残りの 滑り止めをPowerBook筐体の中心部の両側へ貼り付けました。一つにはDVDプレーヤー の振動を防ぐ意味合いも兼ねています。  結果として、置き台に伝わる振動はそこそこ増えるのですが、僕のように「キーを 叩く」タイピングでも安定性がずっと増したように感じ始めました。全体が少しグレ ードアップした気分になってきました。不思議なものですね、たかが、滑り止め一つ なんですけど、結構いいものです。そうそう、裏側の写真を貼付していますが、お多 福に見えません?。何か日本の人の発想になってきましたね。座布団と称された PowerBook G3の裏顔がお多福なんて... 。どんなに考えても日本的発想です。
  が、ちょっとおかしいんです。どうも、最初に取り付けたときが、ゴム足のない状 態での時だったのと僕のタイピングのためかしら、PTKを無理矢理装着したように感 じられるところが数カ所見受けられるようになってきました。特に、バッテリー側の ノッチが変形しています。どうしても、この部分が入りづらいためかもしれません。 もう一点、スペースキーに近いところが湾曲していました。
  再度、ガラス板の上で水平を出すようにして、左右、天地を均等に水平にします。 外したときに発見したのですが、急激にPTKのベースが反っていたF12とdeleteキーの 部分を修正します。ステバンのラバーパッドを少しだけ内側になるように張り替えま す。2〜3度無理なく装着できるかどうかテストした後、コネクターを接続して組み 付けました。バッテリーを入れる前に、F12とescのキーを押してみます。この部分が 上下に沈み込まなければ成功です。キーボードが波打っていないことを確認して、バ ッテリーを装着してOKとしました。

微調整について
   電源投入後、コントロールパネルでキーボードの設定をします。僕の場合は繰り返 し速度は速いの一つ手前、繰り返すまでの遅れは「長い」、にセット しました。僕 の場合だけかもしれませんが、こうすることによって、二度打ちの症状も軽減できま した。もちろんATOK14での日本語・英語変換をコマンド+スペースキーで変更すると き、反応が少々遅いなど、ハードウェアとのマッチングにもよるし、個人のタイピン グの好みによりますので、そこそこでタイプされればお分かりになると思います。根 本はタイピングの速度と変換の兼ね合いですから、デフォルトのままよりは、慣れに よって変更した方がいいようにも感じます。
  この点は、オリジナルのキーボードよりPTKの方がクリティカルに反応するように 感じます。

  すでに、リターンキーのキートップはツルツルし始めています。ま、ほとんど毎日 使用していますから致し方ないことではありますが... 。  それほど、タイピングが楽しいのです。カナ文字入力の方にはキートップの表示が アルファベットなので難しい面もありますが、ローマ字入力の方は、お勧めできる数 少ないキーボード、と確信します。  決してPowerLabさんから何にも頂いているわけではありませんし、僕自体がこのプ ロジェクトに賛同して以来、製品の初期不良に対して保証期間内でPowerLabさんの確 実なサポートが施されることによって、万全の体制で使用できることにあるからで す。
  最終サポートを受けて今まで2か月が経過しましたが、二度打ちなどは一切出てき ていません。非常に快調です。

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