これだけに止まらなかった
不抜けの状態が数日間続く。バックアップの中にも、手持ちの資料の中にも一切無いものがある。そんなバカな、と思いつつ、何度も何度も同じ所を探し回るが出てこない。
つまり、RPMのサーバーディレクトリからはパスワードなどが分かっているので簡単にJedit
2.0でダウンロードできた。ところがFetchを立ち上げてHoopsのサーバーからダウンロードを試みるのだが、一向にそこへ到達できない。パスワード、ユーザーIDの番号が違うようだ。
使っているのはDuo 2300cだ。この時点で唯一のインターネット関係がまともに動くマシンである。ただし、html書類など気が遠くなるほど処理能力が遅い。したがって、Hoopsへの問い合わせメールは職場から送らせてもらう。返事が来るまで一日を費やす。
送られてくるのは「Hoopsへ登録以前のパスワードだから元の無料ホームページサービスのメールサイトに送っているので確認してほしい」、ときた。意味は分かったが、何とも明確さに欠ける、とその時は感じた。
からくも送られたメールの下の方に「他のホームページサービスなどからの移行分はここをクリックしてほしい」という一文があったので、そこへ行って必要事項をタイプして、また翌日まで待つ。
再び送られてきたメールは昨日送られてきたものと全く同じだ。バカ言ってんじゃないよ。と思いつつ、まさかという気分で、そのメールサーバーにアクセスを試みる。数分(288の通信速度では当然の必要時間)の後アクセス成功。レレ?、Gooのサイトだ。ここから無料のホームページをHoopsへ移したんだ。
ホームページの移行に伴って総てが移行したものと思いこんでいたのだ。何のことはない。ホームページはGooからの移行分としてHoopsのディレクトリに割り当てされていた。そういえば、Gooの文章には「Hoops移行に伴って新たにパスワードなどのメールが送信されます」という記述を思い出し、それを待ち続けたが来なかったので、どうなっているのか?というメールを出した後、「ディレクトリだけ改訂して使ってくれ」というHoopsからのメールを受け取ったような...
。
今度ばかりは、手書きで総てを書き写した。いくらデータがブッ飛んでも心配はない。意外なところで書き写すという原始的行為を採ったが、書き間違いがなければ確実性は99%を誇れる。簡単なものはこの方法を採るべきだろう。
早速Hoopsへ移したものもダウンロードできた。時に7月10日であった。意気揚々JeditのソースをNetscapeで開く。
しかし、ここで多くのものがDuo上で転けるのだ。「...
は予期せぬエラーで終了しました」と。今開いたばかりではないか。おいおい、今度はハードとソフトの不一致か?。一体どこまで苦しめばいいのだろうか。ことはこれで落着ではなかった。
ついにOSを8.1にする
この「コケル」理由が全く分からなかった。gifとかjpegの画像が入っているものはもちろん、表があるファイルでも転ける。他のファイルは何でもないのに。何が原因だろうか?。考えをまとめようにもまとまらない。通信などは今の7.6.1で不都合なく行える。どうしてだろうか。
Duoの関係資料を調べまくる。こと細かく見ていくと、2300cにはOS
8.1の使用者が多い。Duo280cでも8.1を使っているようだ。そうか、Ethernet関係の設定が8.1からは簡単になるし、Windowsとの共存もあまり気にすることが無くなったのが8.1からだったはずだ。540cで確認を採っている暇など無い。
7月14日の日曜日、朝の7時過ぎから作業を開始した。マニュアルで説明されたとおりに行うのだが、これがこれ、うまく行かない。当時の多くの関係雑誌に「新規インストール」を推奨しているのをすっかり忘れてしまっている自分が情けなくなってきた。
新規インストールして今までのエクステンションなどを移し換えして動作確認をおえる。とうとう午後3時までかかってしまった。もちろん、2倍速のCD-ROMドライブをはじめ、周辺使用機器が遅いタイプばかりなのである。こういったことも加味されての結果であろう。
夕刻から、実験開始。総てが良好。Netscapeも確実性が増してきだした。そういえば「○○推奨、○○対応」など、最近は記載しなくなっているようだ。
ようやくにして、この日www/Grid 40号をアップロードできたが、この時点では金銭面の泥仕合はまだまだ遠い問題だ、と思われていたのである。
古いキカイでの検証
Duo 2300cのOS 8.1へのアップデートに気をよくして、150にはインターネット・スターターキットをインストールしてうまく作動、540cにも8.1のアップデートを行って良好な結果に気をよくした。
しかし、表への文字タイプ変換の遅さなどはイライラを通り越してキカイそのものを壊してやりたい気分になってしまい、何もする気にならなくなってしまっていた。
ふさわしいOSが見つかったはいいが、すでに X を迎えるOS、しかも10.2というものがリリースされてきている。新たな道への歩みを順調に進んでいるのだ。しかし、一向にG3という愛用のキカイがどうなっているのか全く不明。イライラの気分、いたし痒しの気分、渾然一体となって悶々の日々を過ごしていた。うわじま牛鬼まつりの内容など必死になってアップロードしたが、その後はどうしても文字タイプなどがはかどらない裏には、こういった理由があったからだ。
大いなる肩すかし
2002年 7月24日、午前11時、突如僕宛の電話が鳴った。お祭り本番というのに、朝も早い内からくだらない電話が鳴り続き少々嫌な気分になっていたのだ。
受話器を取るとMt.Mouthのマスターからであった。「簡単な理由で修理完了しました。手間賃4,000円です」ときた。手間賃?、思わずほくそ笑んだ。が、急に暗くなってきたのはハードディスクの内容をダメにしてしまったことだった。これぐらいのことなら...
、と思われたが後の祭り。
受け取った整備完了マシン、実際はどうであったのか?。答えはどうも、内部リセットを行って良好になった、ということらしい。同僚のM君にいわせると、無理矢理バラして内部にアクセスしてやればよかったのに、というが、どうしてもこればかりは一般が外から行えないものだ。本当のところ、大きい肩すかしであった。
しばらくの後
ようやくにして、Power Book G3は再び活躍し始めた。7月末はアップロードへ向けてほぼ4時間以上ノン・クーラーの部屋で動かし続けたが異常は認められなかった。東芝の30GBのハードディスクはIBMのトラベルスターより快調のようだ。
職場のイーサーネットを通じてダウンロードした自らのページを編集するのにPower
Book 540cを使う。Netscapeのバージョンは4.0.3だが比較的サクサクと動く。何だか大きな間違いをやっているような気がしてならない。
再度振り返って、「ハードディスクはおしゃかにした」と思っていたが、どうもそればかりではないようだ。新しいPower
Book G4、iBookのハードディスクを見てみると、一般にいう底の部分に当たるプリント基板に半透明のカバーがかけられている。どうやらホコリ対策のようだ。
当然倒立位置で使用するPower Book G4、iBookのことだから、というわけではないだろうが、筐体底の部分から間は開いているものの、空気採り入れ口があるPower
Book G3でもG4のように必要なものではないか、というのが今の僕の思いである。
そういえば、IIciなどでは、フロッピーディスクの挿入口から空気の流入をさせていた時代は、フロッピードライブにこの手のカバーを取り付けてあったのを思い出した。万一の場合、ハードディスク下側のチップの足の間にマイクロダストがへばりついたために起こったとも限らない。あるいは、筐体下部の電動塗装部分にうっかり当たったためにレアショートしたのかもしれない。いずれにしてもPower
Book G4に装着してあるダストカバーは必要なものかもしれない、と考えている。
調整修理から戻って1週間だが、今の所は元気である。
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