それでもNewton MP130が好き

 とうとうe-Mate 300のバッテリー間系がおかしくなった。別に故障ではないと思うが、充電センサーがイカレタのだと思う。僕はなかなかいい製品と思って購入したのだが、どうも単三4本で全てを賄うということに関しては失敗だったかな、とも感じている。
 もうずっと以前になるけど東京の元のイケショップモバイルセンターメッセージパッド130(以下MP130)を買ったのは、こりゃいいワイ、と感じたからで、何やかやの合計金額が140,000円だった。高価とも思わなかった。今で言うインプットメソッドというか日本語変換の旗頭Uni FEPの作動も当時から完全だったし、わずかに変換速度が遅いことを除けばなかなかの逸品と感じてそれ以来ずっと使用している。
 もう一点、バッテリーの関係も幸いした。リチャージャブルバッテリーの寿命がつきるとき、MP130では原則としてアルカリ単三4本でメイン駆動していることを良しとして、リチャージャブルバッテリー製作まで、実際には8本しか費やしていない。また、リチャージャブルバッテリーを使い始めるまでにも16本しか使っていない。その間、全くトラブルなし。スゴイ性能ではないだろうか。
 はからずも、MP130にはMac同様にボタン電池がバックアップ用として収まっている。このことがある意味ではMP2000(2100)をも上回っているような感じがしてならない。
 筐体のスタイルも後のPowerBook 1400と2000年モデルまでのG3 PowerBookまで及ぼすようになってきている。少しはずれるけど、クラムシェル型のiBookが最終の影響を与えられた形状かもしれない。
 www/Gridにも出しているとおり、僕も一時期Palmを使用したこともある。今ではそうでもないようだが、Palm単体でMP130と同じことをするには如何ともしがたく、何やかや取っつけひっ付けしているうちに、極端に言うとシステム手帳の方が便利、ということになってしまう、というのは言い過ぎだろうか。当時の僕はそう考えていた。もちろん、あの小ささの中に押し込められたPalmのメカニズムはすごいものがあるが、総合すればこれはこれで単にPalmであって、PDAにはなりきれていない、と僕は早々に判断して、使わなくなってしまった。
 次は超何とか手帳というものも使ってみたし、パソコンのスケジューラーも使ったりもした。しかし、決定的ともいえるMacにおけるハンドヘルドコンピューターでPDA(パーソナル・ディジタル・アシスタント)としてはやはりMP130には適わないと判断した。
 超何とか手帳といえども、リフィルを足していくと便利手帳ではないし、スケッチだってスペース的に出来ない。システム手帳ならいいに決まっているが、これをいちいち鞄から出してその分厚さでは使う気にもならない。数年分を一括して保管ということになれば無理がある。こういったことからどうしてもMP130が僕にとっては一番いいキカイに思われてならない。
 で、最近になって少々面白い現象が起こりだしたんで、しばらくMP130の使用を中止していた。古い専門書を出してきて、電源関係のリセット方式を見つけて実施したところ、見事に回復。自作バッテリーも十分に機能を発揮しているし、今のところ元通りに使うことが出来ている。
 一方では、2002年の4月末、ダイソーの100円ショップで結構いいトートバッグを購入した。あほくさく思えるかもしれないが、通常持って出かけるのはペン入力主体のMP130本体だけでいい。あくまで家庭におけるMP130の保管のためとしてのバッグを考えていたのだが、ようやく見っけ、ということになってしまった。
 こういったことからもまだまだ現役なんだし、使いやすい。やっぱりNewton MP130が好きなんだな!

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