僕もこういったことに対しては専門家ではないですし、かつてNi-MHのバッテリーにハンダ付けして、1本ならまだしも、熱が伝わって、最高4本をダメにしたときがあり、こと、温度関係に対しては敏感でもあったわけです。当然、ニッカド、ニッケル水素のバッテリーにハンダ付けは極力避けよう、と決めていますから、熱そのもののバッテリーへの伝わり方に少々拘りを持っていたわけです。
だから、いかにリプレースのバッテリーに、この場合は充電ですが、どういったことが起こっているかの予測判断が不可欠ではないか、と思い、このようななるべく加工をしない方法でバッテリーパックを作成している状況です。
余談が多くなりましたが、こういったことで、センサーからの足の長さに再び注目しました。考えられることはセンサーの足も温度関知に一役加わらせているのではないか、ということでした。
次に、センサー自体をDuoのバッテリーのようにフローティングさせて実験したことは前回報告しました。その後、宇和のT君より「センサーをフローティングさせた場合は空気の温度を関知する」ということを聞きましたので、試しに実験をやると、見事に3時間も充電に費やしました。
ここで、最初からセンサーにまつわるテーピングをまとめてみると、どの場合も「センサーを覆うテーピングを行っている」ではないか、ということに気付いたのです。
それでは、この2点に対して考察してみます。
まず、テーピングです。これは簡単です。センサー自体を覆っているテープを剥がせばいいわけです。そしてその結果が先の通り、充電時間に3時間も費やした結果になったわけです。
その時の電力消費は別段いつもと変化がありませんでした。ただ、若干ですが、充電量が多くなったのではないか、と感じたのは事実です。しかし、バッテリーオンリーのeMateで充電時間が長く、使用時間が変わらないのなら、このテーピングははずしても意味はない、と判断しました。
次なる疑問は、先に記しましたセンサーからの足です。ここにはゴムタイプの熱収縮チューブで白のラインと結合されています。気にすれば気になるし、無視すれば無視できることかもしれません。でも、必要以上に足が長いのは何か事情があるはずです。僕はここを気にしたわけです。
テーピングは先の通り。それなら、センサーをバッテリーに接地させて、なおかつ、センサーリードの熱収縮チューブ部分もバッテリーに接地させて実験してみよう、としました。
とりあえずはセロテープでセンサー部分のすぐ下側と熱収縮チューブ部分の2/3の部分を止めます。本来でしたらセロテープは使うべきではないのですが、応急ということで、これを使いました。
気長いことですが、バッテリーの充電ダイアログが出る頃を見計らって、その作業(インジケーターで左から2mmのぐらいのところ)を行い、ダイアログが出ると早速、充電に取りかかりました。
不思議ですが祈るような気持ちです。
充電中はアダプターがいつになく熱を持ちます。以前はこういったことはなかったのですが、目一杯充電を行っているわけでしょうか。
充電完了まで1時間30分を費やしました。この充電時間については改めて報告したい、と思います。
いよいよ使用開始です。
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