これま
で、XT500から1978年製の2J2のSR500、そして1JRのSR500まで、エンジン始動の際、左手はグリップを大きく回しこんで人差し指でデ
コンプレバーを引いていた。 マグラの油圧クラッチはデコンプレバーがマスターシリンダーの上になっている。目に見えているにもかかわらず、そのことを忘れて、ついつい、いつものよ うに手首を回してレバーを握ろうとする。ところが、人差し指には何も触らない。 で、上に変更になったレバーを握るのだが、その後の圧縮を抜く右足の動作が... 。そう、始動キック前の一連の流れが無いのだ。 慣れとはいいながら、これまで身に付いたエンジン始動のコツはたやすく消えそうに無い。「今のデコンプレバーは上ですよ」と、僕の脳みそが感知するよう になるまでには、しばらくの期間が必要だ。 |