ここで一言 今回、どうしてATFオイルをチョイスしたか、というと、これはハイパープロの純正オイルにかかわりがあります。ハイパープロのオイルは粘度が薄いので すが、結構ダンピングがいい。が、劣化も早い、という、セミレーシング的なオイルに感じていました。 昔から重量オートバイに乗っていらっしゃる方にはご存知と思いますが、1960年後半辺りまではマシン油とスピンドル油を混合したものがフォークオイル として用いられました。 ヤマハの小排気量車のうち、フロントフォーク方式で片方しかスプリングを入れていないモデルには、純正のギアオイル(10W30)が盛んに用いられまし た。 TX-750がリリースされた頃から以降、フロントフォークオイルが専用粘度を持ったものに替わりました。ついにはGX750のII型がリリースされた 頃は、メーカーサイドで85W90程度の純正ハイポイドギアオイルまで出てきだしました。こういった点を考慮すると、ヤマハが純正オイル面では先端を行っ ていたのでは ないかとも思えるところです。 が、私のSR500に純正のフォークオイルを使用していても、そのままの粘度だとどうもフニャフニャするのです。ハイパープロはタームが短い。こういっ た点から私はATFのほうが好適なのではないか、と感じたのです。 今回はBPの半合成ATFを使用したところです。 |