項目 |
状況 |
内容 |
キャブレター |
SUDCO MIKUNI VM32 |
ハイパフォーマンスキャブレターキット |
メインジェット |
#220 |
キタコより購入(ミクニ純正) |
パイロットジェット |
#27.5 |
キタコより(ミクニ純正) |
ニードルジェット |
6DP17 | SUDCOのキットに付属(ミクニ純正) |
ニードルクリップ位置 |
下から2段目 |
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インマニアダプター |
SUDCOのキットに付属 | エンドより1段目の滑り止めをカット |
インシュレーターラバー |
50mm長 |
東洋ゴム製耐油(耐熱) 内径38mm |
エアクリーナー | K&Nテーパーラウンド | 間もなくラウンドタイプに交換予定 |
エキパイ |
ノーマル |
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マフラー |
メガホンタイプ |
リプレース品 |
キャブレターの効率っていうと、キャブレターが作動して混合気を作っ
て、シリンダーの中に入れて爆発させる、その混合気の作り方が如何に上手に行えるか、で決定されると思う。そのため、その法式なり形状なり機能などがとや
かく言われるところであろう。 ところが、多くのキャブレターの作動自体はノズルから吸い 上げられるガソリンをテーパー状の針で、ピストンと呼ばれる空気量調節器で空気の量を各々加減 して混合気を作ることにある。キャブレター=気化器と表現しているが、実際は噴霧器とか霧吹きなのである。 そういった動作をするキャブレターだが、その機能云々が評 価されるのは混合気をシリンダー内に如何に効率よく導くか、に注目が行きがちだ、と考えるとこ ろである。 ところで、キャブレターより前に位置する大気の吸入状態は どうなんだろう?。ここを論じたものは雑誌などにはあまり出ないようだ。出したところで、大気 のキャブレターへの導入状況などスモークでも焚かない限り難しいし、実際にガソリンを気化して作動する際に、空気に色を付けろったって、混合気を爆発させ ると何も残らなくなる。ジーゼルエンジンの噴射爆発の映像化に似たようなものをアマチュアが確認出来るわけがない。 多くのリプレースキャブでは大小2種類のボディーが使わ れ、各々3種類程度の口径が用意されているのではないだろうか。 つまり、FCRのように、インマニ側も空気採り入れ口側も 別のパーツを装着してコントロール出来るものはいいが、通常のキャブレターではこの部分が(大 小の)一定だから、アマチュアの場合だと経験とカンでこの部分と空気の流量とを勘案して、レースならファンネルの形状と長さを選び出し、その後、ジェット 類を選び出し、根気よくセッティングするところである。 しかしながらSUDCO MIKUNIでも大気の吸入コントロールできないように、大半のキャブは吸入側の口径に頼っているのみではないだろうか。後ろの空気採り入れ口の状況と か、その口径などはほとんど論外になっているのが現状だ。 僕のT-140Vに装着しているSUDCO MIKUNIのVMキャブの空気取り入れ口の外径は57mmである。この口径を考え、先ほどのプラグの状態、キャブレターの機能を満たす充填効率の面など を考慮すると、かなり大きいエアフィルターが必要ではないか、と考えるところである。 |