Duo2300cのこと

 PowerQuadra700のインターネット関係の確認をするため、久しぶりにDuo2300cを引っぱり出してきている。でも、一週間に1回程度は使ってやっているんだ。そうしないと、バッテリーから何からおかしくなってしまうからに他ならない。
 最初にDuoの本物を見たのは市内のMacユーザーグループのO氏の270cであった。当時は高価だったし、バッテリーで使うにも少ししか持続できなかった。でも、同じ270cをガン保険のアメリカンファミリーさんでMiniDockを装着して使用されていたのを見て、急に「ほしい」と感じはじめ、高知出張のとき「エレクトリックパーツ高知」で見つけて、その翌日購入決定をした次第。その時に250もあったけど、翌日には売約済みになっていた。
 思い出すのもいやなんだけど、数日後にエレクトリックパーツ高知から本機を持ち帰る途中、土佐市で僕のSRが追突をされたし、使い初めてすぐにトラックパッド、キーボードの不調から始まって、こいつは1年後に断末魔の悲鳴を上げて昇天した。すぐさま、同じ状態の中古を札幌のDoー夢から購入して、トラックボールに交換し、ディスプレーだけ元のものから移植して今に至っている。もとの筐体は使える状態にしてあるので、マグネシウムフレームとロジックボードがあればもう一台として復活するが、それは行わない。そこまでしてやる必要はない。それより、280あたりを一台購入した方が次が楽だ。思い入れが強い僕だけど、このDuoに対してはダメな機種は妙にきっぱりと、ダメはダメ、としている。とりあえず、アダプター付きのIDEのハードディスクがそれに入るかどうか、この問題が解決できればハードディスクの問題は解決できる。あまったSCSIハードディスクはPB100に装着できる。こうすることによって無駄ができない。
 さて、こういった具合で、ローンの支払いも終わったし、これからはがんがん使おう、と考えているところである。現在の外観は極端にいうと機種名不明でグレーのトラックボール仕様のDuo2300cだが、これはこれでいい、と思っている。それにしても、いい時期にこのマシンを購入したものだ、とつくずく感じているのだ。残念なのは、iBookが出たし、G3PowerBook以前のモデルでは2400cにすべて持っていかれてしまっているし、おまけにDuoにはドッキングシステムがないと多くはスポイルされてしまう。
 それでも僕としては、こういった状況下でも本体の発熱の問題とか、大きさ、携帯性など、けっきょくのところ微妙な塩梅でDuoに戻ってしまうのである。考えてみてもお分かりと思うが、欧米の基準から考えると、そもそものノートパソコンのサイズは、このDuoなどのA4サイズが一番いいのではないだろうか。印字にしてもA4の用紙に12ポイントが一番フィットしているように感じてならない。厚さの違いはあるが、5300、3400まではこのA4サイズを通してきたではないか。どうしてAppleはディザインは秀逸なのに座布団のようなモデルを出してきたのだろうか。ビジネスシーンに日本のB4サイズを持ち出すことはない。エグゼクティブ用のPowerBookのスタイルも考えていただきたいものだ。
 ま、そういった理由で、今後ともDuo2300cっていう奴は僕の相棒としてずっと生き続けるものなんだ。というところで、またもどって、280cあたりをねらっているんだが、本来は250だろうか。これが、なかなか見つからんのだ。理由は簡単、バッテリー駆動の時間が長いし、トラックボールの支持がルビーだから、スムースさがまるで違う。このあたりがよくって中古市場に出ないのだろうかな、と思っている。

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